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5.3.2 樹脂内部補強材

両社共、割れ、変形もなく良好である。

 

5.3.3 ファスナー類

両社共、浮きや緩みもなく締結状態は良好であるが、アルミリベットの表面に薄く白い酸化物が見られる。

 

5.3.4 構造部材

両社共、アルミ板、内装ステンレスライニングは光沢があり良好であるが、ボトムレールとサイドポストの一部に薄く白い酸化物が見られる。

 

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5.3.5 所見

両者共、断熱材は、指触の範囲では全く水分を感じず良好な状態を保持しているが、アルミ型材の一部に、薄く白い酸化物が見られることから、僅かではあるが水分を吸収し、部分的に劣化しているものと考えられる。
内装材が継ぎ目の無いステンレス一枚板に変えたことが水密性を向上させ、その結果断熱材の劣化防止に大きく寄与している。しかし、シール材に関しては、切れ、剥がれ等は、水の侵入を受けやすくするため、定期的な点検、補修が望まれる。

 

 

 

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